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建通新聞社(中部)
2016/07/12

【岐阜】県食品科学研究所新築設計 大建設計に

 岐阜県都市建築部は、「岐阜県食品科学研究所(仮称)新築工事設計委託」を一般競争入札した結果、大建設計(岐阜市)に決めた。設計工期は2017年3月10日まで。17〜18年度の2カ年で建設する予定。
 委託概要は、本館棟が鉄筋コンクリート造3階建て延べ約2297平方b、渡り廊下が鉄骨造2階建て延べ約81平方b、特殊ガス用ボンベ庫が鉄骨造平屋約16平方bの設計業務(設備を含む)。
 研究所の1階は清酒ブランドの開発を支援する醸造・発酵ゾーンと食品試作・加工ゾーン、2階は食品研究開発ゾーンと微生物利用開発ゾーン、3階は共同研究ゾーンと機器分析ゾーンを想定。
 建設地は岐阜大学(岐阜市柳戸)キャンパス内の応用生物科学部B棟東隣。
 また県は、同研究所建設に伴う周辺インフラ工事の設計を浅野設備設計事務所(岐阜市)に、測量・敷地整地設計を大日コンサルタント(同)に委託した。
 県と岐大は15年11月、食品科学分野に関する研究開発と地域企業支援などを促進・強化する「食品科学分野の連携に関する協定」を締結。協定に基づき、両者の連携活動拠点して研究所を建設する。国立大学法人敷地内に、県の公設試験研究機関を設置するのは全国で初めて。

提供:建通新聞社