トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

大分建設新聞社
2016/07/15

【大分】蒲江こども園新設へ、佐伯市

 佐伯市は、蒲江地区の市立5保育所と1幼稚園のうち、畑野浦保育所を除く、4保育所と1幼稚園を統合し、蒲江認定こども園〈仮称〉を新設する。さきに、保護者などを対象に、説明会を開き、統合への理解を求めた。
 蒲江地区には、いずれも市立の蒲江保育所(定員26人)、竹野浦保育所(28人)、西野浦保育所(21人)、森崎保育所(29人)、畑野浦保育所(32人)の5保育所と、蒲江幼稚園(定員なし)があるが、施設の老朽化と子ども数減少への対応とともに、保育環境の向上、幼保一体化による幼児保育の充実を目指して、蒲江認定こども園〈仮称〉を、新設することを決めた。
 こども園の建設予定地は、▽120人規模の園建設が可能で▽統合する4保育所と1幼稚園の中心地▽想定津波高(10b)以上の高台、などの条件を満たすほか▽蒲江翔南学園(蒲江翔南中学校と29年4月に統合する蒲江翔南小学校が一緒になる小中一貫教育校)付近の高台―としている。
 畑野浦保育所は、新設予定地から離れているため存続する。
 施設の計画概要は、敷地面積約5000平方bにW造平屋建て約1400平方bを想定。駐車場は30台分を確保する。28年度に用地購入、29年度は実施設計、30〜31年度に建設、32年度開園のスケジュール。総事業費は約5億6000万円。内訳は、工事に4億2000万円、残りは用地購入、設計などの委託、備品購入や外構工事に充てられる。
 市こども福祉課では、28年度当初予算に蒲江認定こども園の設計委託350万円、同公有財産購入4000万円、同補償730万円を計上し、地元説明会や用地買収など工事発注に向け準備を進めている。

提供:大分建設新聞社