国立大学法人秋田大学が整備する医学部40周年記念会館・病院レストランの安全祈願祭が、秋田市柳田字糠塚・同病院本道団地構内の建設地で12日、施工会社・大和リース株式会社(本社:大阪市、森田俊作代表取締役社長)の主催で挙行され、病院関係者・施工関係者ら約50人が出席して工事の安全を祈願した。
整備するのは、同大医学部創立40周年記念事業の一環で計画された重量鉄骨造2階建て、延べ床面積1,166.45uの施設で、1階が病院利用者用・教職員用レストラン、2階が医学部講堂の構成。施工者の大和リースは、施設建設とその後の維持管理業務を担当する。
事業はBTO方式で参加者募集され、大和リースは今年2月に優先交渉権者に決定、 先月20日に秋田大学と事業契約を締結した。現在、既存施設解体や整地などの準備工事に着手しており、来年2月末の竣工、同年4月1日の供用開始に向かう。維持管理・運営期間は平成49年3月31日までの20年間。
神事では、大和リースの浮穴浩一取締役常務執行役員、山本清秋田支店長、秋田大学の伊藤宏医学系研究科長、羽渕友則医学部附属病院長が地鎮の儀に臨み、鎌・鍬・鋤を入れた。
神事の後、施主あいさつに立った伊藤医学系研究科長は「一般の方々も広く利用できるホール中心の施設。レストランのない国立大学附属病院は全国でも珍しい存在だったが、ようやくそれを解消できる」と期待を寄せた。続く施工者あいさつで、浮穴取締役常務執行役員は施設の概要と役割に触れ、「気候の良いこの時期に着工できるのは喜ばしいこと。施工中の安全第一を肝に銘じ、しっかりと遂行したい」と決意を述べた。
提供:秋田建設工業新聞社