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日本工業経済新聞社(山梨)
2016/07/12

【山梨】来月にも基本設計発注 中央市の新庁舎

 本年度、新庁舎整備基本設計への着手を予定する中央市は、8月ごろに指名競争入札により業者選定を行う方針。業務の進ちょくが順調ならば、予算を補正で対応して実施設計への着手も視野に入れている。
 新庁舎整備に関しては、昨年度に市民検討委員会を組織して基本計画について議論を深め、同計画を策定した。田富庁舎敷地の西側に2階建ての新庁舎を建設し、既存庁舎と接続。増設部分に市民サービス窓口や市長関連、防災対策室などを配置する案を優先的に考えて設計を進める方針としている。
 2018年度の増築・改修工事に向けて17年度までに設計を完了するスケジュールで、本年度当初予算には、新館建設基本設計業務として3000万円の費用を計上。8月をめどに業務を発注するよう準備段階に入った。
 また計画では、来庁者をはじめ公用車や職員の駐車場として530台分が必要と試算しており、現庁舎敷地外においても260台分、A6500uの用地確保に迫られている。6月補正予算では同用地の選定にかかる調査費用(297万円)を組んでいるが、農振法や都市計画の絡みがあるため慎重に作業を進めているところだ。