トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

北陸工業新聞社
2016/07/12

【福井】地域維持の担い手に敬意/整備局福井が無事故竣工書を授与

 近畿地方整備局福井河川国道事務所は11日、「地域維持工事等における無事故竣工書」の授与式を、同事務所で開催した。今年度から開始したもので、同局管内で初めての取組となる。
 式典では中村圭吾事務所長が「地域において災害対応、インフラの維持管理を担う建設業者が不足し、安全・安心に支障が出る恐れが懸念されている。そのような中みなさんが、除雪作業や維持修繕作業など工事事故の発生リスクが大きい供用中の国道において、安全対策に特段の配慮をいただき、工事を無事故で完成させたことに、敬意を表する」とあいさつ。
 続いて来賓の松田七男福井県建設業協会会長が「企業からすると、維持管理事業は実際に掛かるコストや手間に比べ、収益性に課題があるとの認識が強い。その状況の中で、創意工夫をこらし、安全に無事故で竣工を成し遂げたみなさんに敬意を表する。また、福井河川国道事務所から、労苦をこのような形で評価していただくことにより、無事故で竣工を成し遂げることが、土木技術者の誇りとなり、さらには現場の責任者を目指す若手技術者の将来の目標となり、励みとなる」と述べた。
 その後、中村所長から対象工事28件の施工者20社に「無事故竣工書」が手渡された。
 対象工事は15年度に竣工した、供用中の国道における除雪作業、道路維持工事および歩道設置工事、交差点改良工事、舗装修繕工事、現道拡幅工事、構造物補修工事等となっている。
 授与されたのは、ガード、ガイアートT・K、柿本商会、木村興業、杉本組、高野組、東亜工業所、常盤工業、日光産業、日本道路、ネットアイシー、ハイウェイ・リバーメンテナンス、畑建設、福井ライン、福日機電、ほくつう、前田産業、マルツ電波、道端組、南造園の20社。

hokuriku