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日本工業経済新聞社(群馬)
2016/07/11

【群馬】雨水管渠敷設事業概要を公表

高崎市は本年度、雨水管渠敷設工事と道路舗装復旧工事、設計業務委託などを実施する。当初予算には工事費1億9840万円、工事負担金3億3930万円、復旧工事費1223万円、設計委託費2665万6000円、地下埋設物移設補償費1億1500万円を計上した。管渠敷設工事は大八木町と新町、下之城町の3カ所で実施する。
大八木町では、井野川右岸雨水2号幹線の敷設工事を行う。発注は8月下旬〜9月を予定する。現場は、国道17号と県道高崎渋川線が交差する問屋町入口交差点から西側に入った市道下。延長約130mで、1500o×1500oのボックスカルバートを開削工法で敷設する。
計画では、井野川右岸から大八木町と緑町の境界線付近までを結ぶ総延長約470m。本年度の工事で、いったん計画は完了する。今後、雨水の水はけの状態などを確認し、継続するかどうかなどを検討する。
新町では、神流川雨水1−2号幹線の敷設工事を行う。発注は9〜10月を見通す。現場は産業道路の東側を並走する市道下で、中河原第二団地付近。延長約110mで、900o×900oのボックスカルバートを開削工法で敷設する。計画では、神流川に排水する既設の排水管に接続する形で敷設する。総延長は約750m。来年度以降も残りの約200m区間で工事を実施する計画だ。
下之城町では、烏川左岸雨水8号幹線の敷設工事を行う。現場は中山道正六交差点から北上した、JR高崎線の軌道下。工事はJRに委託する方向で手続きを進めている。延長100mで、φ2400oのヒューム管を推進工法で敷設する。計画では、整備区間は中山道正六交差点から国道17号を超えてひとつ目の信号付近まで。総延長は約1100m。来年度以降も残りの約300〜400m区間で工事を行う見通しだ。残りの区間の設計はすでに発注が行われており、協和テクノ(高崎市)が担当する。
道路舗装工事は、昨年度新町で敷設した場所で実施する。発注は、近く指名競争入札で行う予定だ。舗装面積は約700u。
雨水管渠整備事業は、市街化区域において、近年多発する、いわゆるゲリラ豪雨などによる被害を軽減するため実施している。