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建通新聞社(静岡)
2016/07/11

【静岡】静岡県道路メンテナンス会議 道路施設点検結果示す

 静岡県道路メンテナンス会議(会長・前川利聡国土交通省静岡国道事務所長)は7日、2016年度第1回会議を静岡市内で開き、県内の各道路管理者が15年度に実施した橋梁やトンネルなどの点検実施数、診断結果などを示した。それによると、緊急措置段階にある橋梁が6橋。早期措置段階の橋梁が684橋、トンネルが48カ所、道路付属物等が54施設と判定された。また16年度は、橋梁7991橋、トンネル80カ所、道路付属物等342施設の点検を計画している。
 県内での15年度点検実施数は、橋梁が6273橋、トンネルが107カ所、大型カルバートや横断歩道橋などの道路付属物等が365施設。診断結果は、T(健全)、U(予防保全段階)、V(早期措置段階)、W(緊急措置段階)の4段階に判定区分している。
 Wと判定された6橋は、静岡市の無名橋(吉原2号線)と1号橋(北滝ノ谷3号線)。浜松市のエンガク沢橋(水窪向島第2号線)、引の田7号橋(水窪小和田引の田線)、引の11号橋(同)、羽ケ庄9号線2号橋(佐久間羽ケ庄9号線)。管理者はいずれも市で、6橋は既に通行止めの措置を取っている。
 早期措置段階のVと判定された管理者別の主な内訳は、橋梁が国24橋、県97橋、静岡市127橋、浜松市98橋など。トンネルが国5カ所、高速道路会社20カ所、県17カ所、静岡市5カ所など。道路付属物等が国8施設、県18施設、静岡市27施設などとなっている。
 県内の道路施設の管理施設数は、橋梁が3万0618橋、トンネルが428カ所、道路付属物等が1462施設。15年度までの点検実施率は、橋梁約30%、トンネル約30%、道路付属物等約41%で、トンネルについては点検計画に対して、やや遅れが生じている。
 同会議は、道路インフラの予防保全・老朽化対策の体制強化を図るため、14年度に設立されたもので、国、静岡県、県内33市町、中日本高速道路、静岡県道路公社など全ての道路管理者で構成している。


提供:建通新聞社
(2016/7/11)

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