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　埼玉県道路メンテナンス会議（会長＝鹿角豊大宮国道事務所長）は１日に会合を開き、出席した市町村などに２０１６年度の取り組み方針を説明した。４９８１橋で点検を実施する予定としており、計画通り進めば、県内の管理施設数２万82橋に対し、14〜16年度で51・７％の進捗率となる。
　市町村の負担を軽減するための地域一括発注も15年度に続き実施する。県道路公社と和光市、桶川市、伊奈町、嵐山町の計56橋を対象に、点検業務を公社が６月30日に公告した。
　冒頭に鹿角会長は「自治体によって進捗が違っており、点検の実施率が課題となっている。また点検の質も課題。診断で原因と補修がマッチングしないと、数年後にまた補修が必要になる恐れがある。職員が少ない自治体にとって負担が大きいことも課題となっている。これらの課題について一緒に考え、国としてもできる限りの支援をしたい」と述べた。