大阪府の2015年度の建設工事と測量・建設コンサルタントの入札で、主要5部局別の平均落札率が本紙調査でまとまった。工事の落札率は84・3%(府警本部)から90・7%(教育委員会)、測量・建設コンサルタントは76・7%(都市整備部)から81・0%(住宅まちづくり部)となった。
主要5局における建設工事の対前年度比では、教育委員会で0・7ポイント上昇したが、ほか4局では0・8〜2・0ポイント下降した。また、測量・建設コンサルタントでは、環境農林水産部の4・5ポイント減を筆頭に5局全てが下降した。
5年前との比較では、建設工事で、都市整備部の8・1ポイント上昇に続き、環境農林水産部7・2ポイント、教育委員会6・9ポイント、住宅まちづくり部6・2ポイントまでが5ポイント以上アップ。府警本部は4・8ポイントの上昇となっている。
測量・建設コンサルタントの、5年前比較で落札率改善のトップは、教育委員会事務局の7・9ポイント。続いて住宅まちづくり部の6・8ポイントで、以下、都市整備部6・0ポイント、環境農林水産部3・1ポイントとなった。府警本部は、過去5年間はほぼ横ばいで、落札率は11年度が80・5%、15年度は80・4%だった。
※大阪府2015年度平均落札率(部局別)の表は建通新聞電子版に掲載中。
提供:建通新聞社