佐伯市と宮崎県日之影町などの関係者でつくる、主要地方道日之影宇目線整備促進期成同盟会(会長・西嶋泰義佐伯市長)は1日、佐伯市役所で28年度通常総会を開いた。
約30人が出席。西嶋会長が「この路線の整備促進は、大分、宮崎両県などが取り組んでいる祖母傾山系周辺地域のユネスコ・エコパーク申請・登録に向けて追い風になる。早期整備完了を目指そう」とあいさつ。
議事では、27年度の事業報告などを承認。28年度の事業計画などを決めた。
28年度は、宇目の南田原工区と平清水〜戸川間の早期着工―などの事業計画を挙げている。
同路線は、日之影町の国道218号沿い「道の駅青雲橋」近くを起点に県境の杉ヶ越トンネルを経て、佐伯市宇目の国道326号との交差点に至る全長4万6655b(うち大分側1万7364b)の主要地方道。27年4月1日現在の改良率は宮崎側33・9%、大分側35・5%。
大分側の28年度事業内容は、宇目の長渕工区(延長160b)の道路改良と舗装工事が今年度内完了予定。また、今年度新規事業で、同じく宇目の南田原工区(延長1080b)の道路改良を計画。今年度当初予算に測量・地質調査・設計など委託に2000万円を計上。総事業費は5億3000万円の見込み。
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大分建設新聞社