四日市市は、高度浄水処理施設整備事業で、朝明水源池にマンガン濃度の低減を図る高度浄化処理施設を設置するため、第2四半期内に入札を公告する。全体事業費として6億4400万円を見込んでおり、2016年度当初予算に3億2200万円を確保、併せて同額の3億2200万円を限度額とする17年度の債務負担行為を設定している。躯体築造と処理設備などを一括とするかどうかを今後決める。
計画では、処理水量が1日当たり1万2400立方bの同水源池敷地内の西に、マンガン砂やごみをろ過する設備(径3b×高さ4・8bのタンク、4基)、洗浄排水池(4b×8b×4・1b、2池)、天日乾燥床(4b×3b×0・2b、4池)などの施設を設置する。マンガン濃度の低減処理により、稼働中の1・2・3号井(マンガン濃度が1g当たり0・01〜0・03_c)に加え、処理施設整備後には休止中の4号井(同0・3_c)も取水を再開、全体で同0・01_c以下にする計画だ。
所在地は同市千代田町。
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建通新聞社