北設楽郡設楽町は、杉平南住宅の建て替えを計画しており、基本設計に着手した。黒川建築事務所(名古屋市昭和区)に業務を委託、詳細を詰める。2016年度はこのほか、既設住宅の解体工事を先行して進める計画で、10月ごろに発注する予定。
計画では、現在の杉平南住宅を解体した跡地に木造平屋約150平方b(3DK2戸)を2棟、木造平屋約110平方b(2DK2戸)を2棟の合計4棟を建設する。既設住宅は、軽量鉄骨造平屋約120平方bの長屋住宅3棟で戸数は10戸。築後約43年が経過し、老朽化が進んでいる。
同町では、庁舎や学校施設などの公共施設に対して、積極的に地元産材の活用を促進している。新住宅には地元の木材を採用、木造住宅として建設する方針だ。
今回の委託では、基本設計のほか、地質調査と敷地造成設計を行う。今後のスケジュールは、17年度に実施設計と敷地造成を進め、順調なら18年度で建設工事に着手する。工事は18年度末で完了する予定。
所在地は田口字下杉平10ノ1。
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建通新聞社