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　埼玉県電業協会(岡村一巳会長）は６月28日、29日の２日間、中堅技術者フォローアップ研修をさいたま市南区の別所沼会館で開催した。講師はＭ＆ＭＣ合同会社代表の國實誠氏と、一級建築士事務所ＳＥＥＤＯ代表の関根康明氏。担い手確保策として離職率を減らすため、働きやすい職場環境づくりなどの指導を受けるとともに、安全および電機管理技術について学んだ。
　初日はモチベーションアップ、部下育成の重要性、コミュニケーション能力の向上、職場の問題の発見と役割に応じた行動変化、安心して仕事ができる会社づくり、組織力強化と社員の定着率の向上−について、それぞれ職場や現場での対応や、解決の仕方について考えた。
　２日目は現場の知識、キャリアアップの方法、施工管理、工程表作成、安全管理の進め方、工事写真から学ぶこと、建設業の現状や目指すべきもの−−などについて講義を受けた。
　終了後、岡村会長は「協会、先生方、皆さんの３者が一体となってすばらしい研修となったと思います。今回の経験を各会社に持ち帰っていただいて、実務に役立てていただきたい。またそうすることが研修会の意義だと思います」とあいさつ。各自に修了証を手渡した。