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　ＪＡはくい（羽咋市太田町）は、同市内に分散している集出荷場を集約し、スイカや大根などの選果・選別を行う「園芸総合集荷場」を建設する。設計は全農石川一級建築士事務所（金沢市）が担当しており、１７年３月の着工を目指す。建設事業費は約１０億１１００万円。
　現在、同ＪＡ管内の集出荷場は８カ所に分散している。このうち羽咋市内に立地する昭和４０年代に建設されたスイカと大根を取り扱う４施設が老朽化していることから、同市内で１カ所に集約する。効率的な維持管理・運営や生産性の向上、園芸農業の活性化、産地間競争力の強化を図る。農林水産省の「産地パワーアップ事業」の補助金を活用して整備する。
　総合集荷場の建設規模はＳ造平屋建て延べ３３２７平方メートル。スイカやミニトマトの選果機、葉物類を保管する予冷庫の設備を導入する。年内には建設用地を決め、年明けから地質調査に取り掛かる予定だ。施工者選定の入札を経て着工し、来年１０〜１１月の完成・稼働を見込んでいる。