宮野地区定住促進住宅整備事業で玉名郡長洲町は、PFIによる地域優良賃貸住宅建設を決め、24日に実施方針案を示した。公募型プロポーザル方式で10月に公告する予定。
老朽化した日立造船社宅を有効活用するため町は平成26年、官民連携事業調査業務をパスコに委託し、連携手法や運営スキーム、方向性などを検討していた。
実施方針案によるとBTO方式を採用。日立造船所有地を町が有償で借り受け、民間事業者が地域優良賃貸住宅を設計、建設、工事監理した後に所有権を町に移し、民間事業者が事業期間中の維持管理・運営を担当する。参加要件として設計、工事監理、建設、維持管理、運営―の各企業をグループに含めるよう指示している。
敷地面積は約3万2646平方b。3LDKタイプ(住戸専用面積約70平方b)250戸程度を、第1期(29年度末完成100戸程度)、第2期(30年度末完成100戸程度)、第3期(31年度末完成50戸程度)に分けて整備する。
町は7月11日、実施方針案の説明会とPFI勉強会を役場庁舎で開く。参加希望者は7日までまちづくり定住促進課に申し込むこと。
提供:
西日本建設新聞社