トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

日本工業経済新聞社(群馬)
2016/06/29

【群馬】太田市、新プール整備で決着

太田市は、日本水泳連盟公認プールの整備について、新田地区に新しいプールを建設することを決めた。当初は新田上江田町にある新田プールの改修を見込んでいたが、同プールの老朽化により断念。新田庁舎の周辺に新プールの建設用地を確保する。50mコースを持つ新しいプールの整備を目指し、調査を進めていく。
改修工事を実施し水泳連盟からの公認を得る見込みだった新田プールは、施設内の多くが老朽化しており公認を得るためには予定よりも工事が増加することが分かった。市は改修よりも新設した方が良いと判断。すでに候補地があり、本年度から調査に入る。総事業費は未定だが、新田プール改修の事業費6億円を上回ることが予想される。
施設の内容はこれから検討するとしており、確保できる用地の規模に応じ決めることとなる。水泳連盟は設計時点での事前審査を受け入れている。市は来年度以降の基本設計完成時点で審査を受けるもよう。公認プール施設要領では開催大会ごとのグレードに応じ、必要となるコース数や水深、練習施設、観覧席の位置や照明の規模のほか、駐車場などの諸施設を決めている。
市は来年度から8年間を期間とする総合計画を策定中。同計画に新プール整備事業を盛り込むため、関係部署が事業計画の作成を行っている。
市内にある水泳連盟公認プールは飯塚町にある「とうもうサマーランド」だが、老朽化していたことや付近に建てられる新市民会館の駐車場とすることから、本年度に解体撤去されることとなった。市は当初、新田プールのコースの増設や練習用25mコース、児童用ウォータースライダーの設置、観覧席の整備を計画。本年度に工事を行うことで、市内に公認プールがない期間を生まないようにする予定だった。
市は、既存施設については代替施設が完成した時点で撤去することを原則としている。新プールが新田プールの代替施設として満足できれば、総合運動公園の陸上競技場に隣接する同プールは解体される見込み。