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日本工業経済新聞社(山梨)
2016/06/29

【山梨】イオンモール甲府昭和増床計画が縮小

 県は、イオンモール甲府昭和(昭和町)の増床計画について、事業者のイオンモール鰍ヨ要請した事項に対する回答を28日に得た。回答によると、増床後の開業予定時期は、立地計画書届出時(2012年8月)には14年6月としていたが、17年秋に見直した。
 増床面積は、当初計画の約5万3324uから約3万7000uに約30%縮小。店舗面積も約2万uの増床から約1万7600uに約12%縮小している。
 見直しにより、同モールの延床面積は現在の7万1676uから増床後は約10万8676uに、店舗面積は現在の2万8000uから増床後は約4万5600uとなる。
 イオンモール甲府昭和の増床計画は、12年8月に立地計画書の届出が県に提出された。しかし県では、交通や中心市街地への影響、関係市などからの反対意見を考慮し計画の見直しを要請。同社から要請に対する回答が提出された。
 県からの要請に対するその他の回答は、交通への影響緩和については、増床しても右折レーンの延長や混雑時の来退店車両の誘導などにより交通への深刻な影響を及ぼす可能性は低く、今後、渋滞緩和などを県と協議を継続し、さらなる円滑な交通の確保に努めていくとした。
 甲府商店街連盟など関係団体への理解については、連盟からの要望を踏まえ地域貢献の協定を結ぶ方向であり、甲府市中心市街地の活性化や商店街イベント、観光情報の発信に連携して取り組んでいく。
 県や地元・周辺市町村などへの協力や地域貢献活動については、県産品の拡販、雇用の確保、県内企業の入居促進など、地域社会との信頼関係づくりに継続して取り組むとした。