甲賀市は、甲賀工業団地の東側隣接地に計画する「(仮称)甲賀北地区工業団地整備事業」の事業実施予定者を選定する公募型プロポーザルの結果、フジタ大阪支店(大阪市北区)を最優秀者に選定した。今後、協議を経て協定を締結し、28年度中に事業計画を策定する。
市は人口の定住化、雇用の促進を目的に、新名神高速道路甲賀土山ICから約5qの甲賀市甲賀町鳥居野の山林等を開発し、甲賀工業団地に続く新産業基盤として(仮称)甲賀北地区工業団地の整備を計画、同団地先行整備区域15・8fを対象に、31年度までに整備し、32年度に企業誘致する予定。
実績豊富な民間事業者の資金及び経営能力、技術力を活用するため、今回、公募型プロポーザルにより事業実施予定者を選定した。
事業内容は、甲賀北地区工業団地整備に関する設計業務、造成工事及び企業誘致の実施。事業期間は33年3月31日まで。
スケジュールでは、28年度に事業計画策定、許認可関係届出事務、29年度に許認可関係取得、詳細設計、30年4月〜32年3月に造成工事、32年4月〜33年3月に企業誘致する。
造成工事は、工場区画、道路・緑地等を造成。事業用地内の幹線道路・区画道路・その他の通路及び公園・緑地・調整池等を整備する。道路、公園等の整備には上下水道管・ガス等を含む。
事業用地周辺の関連公共事業では、市は、1000m3/日の給水を目標に新水源地築造工事、下水道整備工事、県道岩室北土山線整備工事をそれぞれ工業団地造成と並行して進める。