高知県農業振興部は、農業基盤課と各農業振興センターが農業農村事業で進める2016年度の公共工事箇所付けをまとめた。総事業費は19億5619万円で、内訳は県営土地改良事業費6億8774万円、耕地防災事業費12億6845万円、耕地災害復旧費3050万円。今後調査や工事などを順次外注・発注する。
発注機関別の総事業費は、安芸農業振興センターが6億4837万円。県営中山間総合整備事業として、安芸地区でほ場整備や農業用排水施設整備、測量設計、補償、換地など、農村災害対策整備事業として、安芸市伊尾木地区で津波避難タワー建設などを実施する。
中央東農業振興センターは4億1523万円。地すべり防止事業として、大豊町粟生地区でアンカー工や排水ボーリング工など、農村災害対策整備事業として、土佐町松ヶ丘地区でため池堤体工、香南市香我美町岸本ほかで津波避難タワー建設に向けた測量設計、経営体育成基盤整備事業として、香美市香北町永野で実施設計策定などを進める。また地すべり防止施設災害復旧事業として、香美市土佐山田町佐竹で大型かご枠工を実施する。
中央西農業振興センターは1億7799万円。かんがい排水事業として、高知市東部1期地区で原動機・減速機の更新や補修、地すべり防止事業として、越知町稲村3期地区でアンカー工、仁淀川町泉3期地区で集水井排水ボーリング工、震災対策整備事業として、高知市高須で耐震対策工事・委託などを進める。
須崎農業振興センターは4億1285万円。かんがい排水事業として、須崎市桐間地区で電気設備補機類補修、須崎市中ノ浦地区で補機類更新、建屋防水工など、経営体育成基盤整備事業として、四万十町米の川で実施計画策定、農村災害対策整備事業として、四万十町興津で津波避難タワー建設、中土佐町萩中で法面工などを実施する。
幡多農業振興センターは3億2875万円。経営体育成基盤整備事業として、四万十市入田でほ場整備や農業用排水施設整備工、四万十市三里と利岡で測量設計や換地など、県営ため池等整備事業として、宿毛市平田町戸内でため池堤体工、農村災害対策整備事業として、黒潮町出口で測量設計などを進める。
農業基盤課は350万円で、耕地自然災害防止事業として、高知市三谷で排水ボーリング工を進める。
提供:建通新聞社