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建通新聞社四国
2016/06/29

【香川】新県立体育館 県内3カ所の建設誘致出揃う

 県が整備する新県立体育館の建設候補地をめぐり、県内では6月23日までに中西讃4市3町、高松市と坂出市がそれぞれ地元への誘致を提案した。中西讃4市3町(丸亀、善通寺、観音寺、三豊市、琴平、多度津、まんのう町)は丸亀市新田町の市総合運動公園内、高松市はサンポート高松(県有地の北側街区と市有地合計3・27f)、坂出市は番の州町の県有地(番の州臨海工業団地内の北側、約8万5000平方b)への建設を求める要望書を浜田恵造県知事に提出した。県は、有識者による検討委員会の報告を踏まえて機能、規模、オーシャン(大洋、大海)などを満たし、併せて県有地などの観点から建設候補地を検討する。また、PFI手法も視野に入れた建設・運営手法のほか、建設場所、施設規模、事業費などを盛る基本計画を2016年度内に策定する。
 新県立体育館は、15年度に有識者からなる「新県立体育館整備検討委員会」が整備の基本的な考え方をまとめた。同検討委では施設の内容として▽メーンアリーナは5000席以上(可動席含む)を確保する観客席。ハンドボール2面、バスケットボール3面、バレーボール4面を確保▽サブアリーナはメーンアリーナを補完し必要コート数としてハンドボール1面、バスケットボール2面、バレーボール2面を確保できる―相当規模を挙げた。
 建設手法・管理運営手法としては民間資金やノウハウを活用し低廉で良質なサービスが提供可能な管理方法を検討すべきなどとした。
 建設地の考え方では▽生涯学習施設と合わせ大規模なコンサートやMICEなど多くの交流機能が発揮できる施設建設に必要な面積▽公共交通機関のアクセスが良好で一定規模の駐車場を確保▽地域の活性化に貢献できるよう、宿泊施設、商業・文化施設などとの連携が図りやすく、アクセスが容易▽県有地などを活用し基本的な機能を生かせる建設地の検討―を基本的な考え方で示している。
 県は年度内に新県立体育館の建設候補地を絞る一方、基本計画策定業務を外部委託し、早期に具体化を図る考えだ。

提供:建通新聞社