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日本工業経済新聞社(山梨)
2016/06/28

【山梨】リニア駅〜甲府駅BRTで4ルート案

 県は、甲府市大津町に設置されるリニア中央新幹線の新駅と甲府駅とを結ぶバス高速輸送システム「BRT」のルートの検討状況を県議会に説明した。検討しているのは4ルートで、@荒川堤防ルート(飯豊橋〜中央道)A荒川堤防ルート(飯豊橋〜新平和橋)B国道358号ルートC中央道ルート。
 距離は、最も短いのが荒川堤防(飯豊橋〜中央道)で約8・5q。最も長いのが中央道で約11q。荒川堤防の場合は、一部を専用道路として新設する必要があるが、その他は既設道路を活用する。
 概算事業費は、荒川堤防(飯豊橋〜中央道)が37億1000万円、荒川堤防(飯豊橋〜新平和橋)が19億3000万円。中央道が6000万円。
 飯豊橋〜中央道の内訳は、JR身延線交差部が約9億円、千秋橋西詰立体化が約14億円。飯豊橋〜新平和橋は千秋橋西詰立体化で約14億円。
 事業の実現性については、荒川堤防の2ルートは用地の取得や河川利用者の同意が必要で、飯豊橋南交差点での渋滞への影響が想定される。河川敷地の利用制限も留意点として挙げている。
 県のリニア活用基本構想では、リニア駅と甲府駅を結ぶ交通手段として、バス交通輸送システム(BRT)の整備を検討するとしており、県が検討を行っている。