大阪府住宅まちづくり部は、都島警察署など5署と、泉南・北河内の両府民センタービルを対象に民間資金活用型ESCO事業を導入するため、民間事業者からの参加表明書を7月11〜15日に受け付ける。5署と2府民センターの2件に分けて募集する。
5署の提案募集では、省エネルギー率1%以上とし、執務室の蛍光灯ランプをLED照明に改修する提案などの要件を設定。事業者の業務は、省エネ改修の設計・施工、ESCO設備の運転・維持管理、光熱水費の保証など。契約期間は最長15年。
2府民センターでは、民間のノウハウを生かした設計・施工・監理、運転管理指針などに関する一括提案とし、省エネルギー率を10%以上に設定。事業者の業務は、省エネ改修の設計・施工、ESCO設備の定期点検、光熱水費の保証など。省エネ改修に係る費用の限度額は1億8597万3840円(税込み)。ESCO設備の定期点検などに係る費用の限度額は年間227万2320円(税込み)。契約期間は15年。
共通の参加条件となる説明会は7月8日(2府民センター=午前10時から、5署=午後1時から)に府咲洲庁舎23階で開く。
提案書の受付期間は、5署が9月13〜15日、2府民センターが9月7〜9日。選定結果通知は、いずれも10月11日を予定している。
府の民間資金活用型ESCO事業は、42施設で実施中。平均で年間光熱水費6億2000万円の削減と省エネ率23%の効果を上げている。
※今回の対象施設の概要の表は建通新聞電子版に掲載中。
提供:建通新聞社