内灘町は24日、宮坂地内「福祉センター整備工事(建築工事)」など3件の制限付き一般競争入札を公告した。申請書の受付期間はいずれも7月1日までで、開札は同20日。
▽(建築工事) 予定価格3億2970万円
参加資格は(1)建築一式工事の総合評定値が950点以上あること(2)年間平均完成工事高が3億5000万円以上あること(3)主たる営業所の所在地が県内にあること(4)06年度以降に元請けとして、公共機関が発注したS造、RC造またはSRC造による建築物(新築部分延べ床面積1000平方メートル以上)を元請けとして施工した実績を有すること―など。
▽(機械設備工事) 予定価格1億1850万円
参加資格は(1)管工事の総合評定値が850点以上あること(2)年間平均完成工事高が1億円以上あること(3)主たる営業所の所在地が県内にあること―など。
▽(電気設備工事) 予定価格3902万円
参加資格は(1)電気工事の総合評定値が900点以上あること(2)年間平均完成工事高が4000万円以上あること(3)主たる営業所の所在地が県内にあること―など。
計画では、福祉センターと、隣接する温泉施設「ほのぼの湯」の老朽化などを受け、一部建物を残して建て替える。新築棟の規模はS造2階建て延べ約1457平方メートルで、センター大広間棟と玄関ホール棟の解体跡地に整備する。
新築棟の2階部分に入る浴場は、ガラス張りとし、これまでと同様に河北潟や白山、立山連峰などの優れた眺望を楽しめるようにする。1階スペースは事務室、講義室、防災備品展示コーナーなどを配置し、災害時に備え防災機能の充実を図る。エレベーターも設置する。
耐震性があるセンター既存部分(S造2階建て)については改修し、1階に防災倉庫や会議室、研修室を設け、浴場が入る新築棟と渡り廊下でつなげる。新築、既存部分を合わせた延べ床面積は約2061平方メートル。
工期は来年3月21日まで。基本・実施設計は双星設計(北陸事務所/金沢市広岡1丁目)が担当した。