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日刊建設タイムズ社
2016/06/27

【千葉】事業費44億円で跨線橋着工/都計道藤崎茜浜線

 県千葉土木事務所は、都計道3・3・3号藤崎茜浜線の街路事業で本年度から跨線橋に着工する。県の当初予算で限度額44億円(16〜19年度)の債務負担行為を設定し、本年度は習志野市役所側のA2橋台を第2四半期に発注。また、橋脚(P1、P2)など鉄道にかかる部分はJR東日本及び京成電鉄と施行協定を締結し、鉄道会社が事業を実施。覚書及び協定は年度内に締結する予定。
  同事業は、JR総武線と京成本線との立体交差(跨線橋)を含むバイパスを整備し、京成津田沼駅周辺に集中する通過交通の分散や、ボトルネック踏切からの交通転換による都市交通の円滑化を図るもの。
  橋梁の規模は橋長約159・7m、幅員22m(歩道3m×2)。上部工の形式は3径間連続鋼床版箱桁。橋台は逆T式。本年度で発注となるA2橋台は、基礎杭工がφ1200o、L18・5m、N14本。橋台の躯体はコンクリート工420立方m、鉄筋80t。設計は復建エンジニヤリング(千葉事務所・千葉市中央区中央4―14―1)が担当。
  同路線は、習志野市の内陸部と臨海部を南北に結ぶ都市計画道路で、起点を藤崎5丁目地内の船橋市境とし、茜浜地内の主要地方道千葉船橋海浜線に至る広域幹線道路。国道14号から市役所前通り(市道00―004号線)までの延長507m区間が1999年4月に第1工区として供用を開始。市役所前通り(市道00―004号線)から習志野警察署前通り(市道00―009号線)付近までの延長約635m(高架含む)を第2工区として実施している。
  第2工区は、当初2014年度に完了予定だったが、事業が完了しないことから、事業施行期間を19年度まで延長した。事業期間の延長に伴い、事業費が68億4700万円から90億6800万円に増額された。事業費ベースの14年度末での進捗率は約42%。
  同路線西側に並行する市道と京成本線との踏切(京成津田沼第1号)は慢性的な渋滞が発生しており、関東地方整備局がこのほど公表した「踏切安全通行カルテ」で緊急に対策の検討が必要な踏切とされ、抜本対策の検討が求められている。また路線東側は、並行する市道(00―011号線)の歩道の幅員が狭く、歩行者と自転車がすれ違うこともままならず、路肩を通行する歩行者も見受けられる。このため、同事業により歩行者の安全確保とボトルネック解消を図る。k_times_comをフォローしましょう
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