松山市は、小栗団地と小栗寮の耐震補強・内部改修を建築・電気設備・給排水設備の3分離で2016年度と17年度の2カ年で整備する。建築工は6月中または7月上旬にも一般競争入札を公告し、請負契約は9月議会の承認後となる。電気設備と給排水設備は8月ごろの発注となる。
施設は公営住宅と母子生活支援施設小栗寮が入居する複合施設となっている。1975年に建設されたもので老朽化が激しく、耐震補強工事と合わせて浴槽やトイレなど給排水関係ほか、外壁改修など大規模改修を行う。エレベーターも設置される。
規模は鉄筋コンクリート造4階建て延べ2682平方b、1階が保育園のふたば園として活用されていたが今は閉園されている。2階が母子生活支援施設の小栗寮(19世帯、1DK、21・5平方b)、3〜4階が公営住宅(3DK20戸)となっている。事業は16・17年度の2カ年で総事業費は6億2000万円。設計は新企画設計(松山市)が担当した。
母子生活支援施設は、配偶者のない女子または事情にある女子および児童を入所させて保護するとともに、入所者の生活の安定と自立促進に向けて、生活相談・就労相談・支援業務などを通じてその入所者を支援することを目的とする施設。
今回の改修で1・2階を母子生活支援施設として改修。入居世帯数は変わらないが、1世帯当たりの居室スペースなどを広げ居住環境の向上を図る。場所は小栗7ノ1ノ32。
提供:建通新聞社