UR都市機構東日本賃貸住宅本部は、町田市にある鶴川団地でセンター街区にある4棟の建て替えを含む、同団地のストック再生・改善事業を計画している。事業スキームや基本計画案を2016〜17年度にかけてまとめ、18年度以降の事業展開に備える方針だ。
建て替えを含む同団地の魅力向上に向けた取り組みは、今後10年程度かけて進める見通し。
同団地は、5階建て住宅を中心に59棟で構成し、総戸数は1682戸。小田急鶴川駅の北西約2キロメートルに位置している。1967年から入居を開始した。
周辺には、UR賃貸住宅の同団地の他、分譲住宅のUR鶴川団地(780戸)や同じく分譲住宅のUR鶴川2丁目団地(520戸)などがあり、中心部にセンター街区と呼ばれる住棟4棟や太陽の広場がある。
同街区の棟は、1階が店舗(センター名店街)、2階以上が住宅。24の店とスーパーが1店の計25店舗ある。
本年度からの業務では、センター街区に求められる医療福祉施設や生活支援サービスなどの必要機能やサービスを関係者ヒアリングなどを通じて整理・検討する。
その上で、センター街区再編に向けた事業スキーム検討の他、規模や住戸プラン、工期、概算事業費といった建設計画の検討を行い、基本計画案をまとめる。
また、同団地のエリア魅力向上につながるハード・ソフト施策に関する検討も実施する。
検討業務は、6月30日まで参加申請を受け付け、7月29日に開札する。納期は18年3月31日まで。
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建通新聞社