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　長岡京市は、阪急西山天王山駅周辺において、都市機能誘導と景観の保全等の両立を目指し、地区計画制度の導入を検討している。
　25年４月に京都縦貫自動車道長岡京インターチェンジが開通、25年12月に西山天王山駅が開業し、西山天王山駅周辺は新たな交通結節点として都市機能の集積が期待されている。同市の第４次総合計画及び第二期都市計画マスタープランの中で交流拠点ゾーンに位置付けられるとともに、新たに策定予定の立地適正化計画では都市機能誘導区域への位置付けが見込まれている。
　ただ現状では低未利用地が多く、地元の開発に対する機運が高まりつつある中で、建物高さ制限の緩和等に関する地元要望も挙げられていることを踏まえ、同市は都市機能誘導区域の誘導施設として位置付けられるような医療・福祉・商業等の都市機能を誘導するとともに、それらが現状の住環境・景観に配慮した土地利用となるよう規制・誘導を図りたい考え。
　用途地域の制限緩和や高度地区の制限緩和といった一律の都市計画変更では対応が難しいとし、対応手法として地区計画が最適と考えている。
　南の玄関口にふさわしいゆとりある交流・にぎわいの拠点整備と現状の住環境・景観の保全を両立した土地利用を目指す方針。