京都府道路公社は、京丹後市大宮町三重にため池新設を計画。近く入札で詳細設計を委託する。
トンネル掘削により生じた沢水の減少に対する補償として、ため池新設工事を実施する計画。ため池は約6200m3貯水できる構造を想定、地元区が維持管理できる構造とする計画。
京都府道路公社建設事務所は、鳥取豊岡宮津自動車道(野田川大宮道路)道路新設工事(補助)三重地区貯水池詳細設計業務委託について、指名競争で6月28日に開札し担当業者を決める。
業務内容は、調査などの準備作業、合意形成資料作成、設計計画(堤体軸、堤体構造及び各施設の配置を検討し設計作業の基本方針を作成、総貯水量、有効貯水量、設計堆砂量及び設計洪水量を算定)、堤体の設計(地形、地質、洪水吐位置を考慮して基礎掘削線を定めた上、調査結果及び附帯工を考慮し堤体等の平面位置を決定、地質調査、土質試験結果により堤体の設計諸数値及び基本断面を決定、堤体の安定計算、湿潤線、浸透量を算定し、フィルター及びドレーンの配置、規模の詳細を決定、平面図、縦断図、横断図、標準横断図、構造図を作成)、基礎処理の設計(工法等を検討し詳細検討を行う等)、洪水吐の設計(洪水吐タイプ及び現況水路等との取付けの検討、詳細な水理計算、地質調査をもとに水路構造タイプの検討及び主要断面の構造計算を行う)、取水設備の設計(位置等の設計計画、詳細な水理計算、工事実施のため取水工、調整部、送水管等各部の詳細構造計算等)、附帯工の設計(堤体附帯工、管理用通路、安全施設等の附帯施設の詳細設計、ため池周辺の地山保護、排水施設等の詳細設計等)、施工計画(施工計画及び仮設計画の基本的な構想の立案、施工計画(土工計画、工事用進入路、仮排水路、工程表含む)及び仮設計画の作成)、概算工事費算定など。
履行期間は28年12月28日まで。