三重県は、「建設工事成績評定要領」を7月1日付で改定する。改正品確法に基づき、工事成績評定を標準化させ、国などとの相互活用を目指す。7月1日に県土整備部工事検査担当ホームページに掲載し、周知期間を置いて、10月1日以降に検査を実施する工事から適用する。
同要領の改定のポイントは、国土交通省の地方整備局工事成績評定実施要領に準拠し、評価段階の細分化によるきめ細かな評価などを盛り込んだ。具体的には、「地域への貢献等」の考査項目を現行の3段階から5段階に変更、「出来形」、「品質」の考査項目を現行の5段階から7段階に変更する。また、考査項目の「高度技術」を「工事特性」に変更、など。このほか、三重県の実情を踏まえた独自の評価方法を取り入れている。
同要領の周知について、7月6〜13日に県下5会場で開催する「三重県公共工事共通仕様書」の改定に伴う受注者向けの説明会で併せて行う。
問い合わせ先は、工事検査担当 電話059(224)2662。
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建通新聞社