静岡県交通基盤部は、ICT活用工事(ICT土工)の試行方針をまとめた。原則として「土工量1000立方b以上で、河川土工・海岸土工・砂防土工・道路土工のいずれかの工種を含むもの」をICT活用工事の対象とする。7月4日以降に公告・発注手続きする案件から適用する。
県交通基盤部では、従来からICT(情報通信技術)を活用して建設工事の生産性の向上や品質確保を図る情報化施工の普及に取り組んできた。国が進めるi−Constructionの重点施策の一つである「ICT活用工事(ICT土工)」の積極的な導入を図るため試行方針を定めた。
ICT活用工事では、@3次元起工測量A3次元施工用データ作成BICT建設機械による施工C3次元出来形管理等の施工管理D3次元データの納品−の全ての施工プロセスでICTを活用する。
対象工事は、特記仕様書に適用対象であることを明示する。契約後に受注者がICT活用を希望する場合に発注者との間で協議。実施となれば、ICT土工用の積算基準を適用し、設計変更を行う。
提供:建通新聞社
(2016/6/22)
建通新聞社 静岡支社