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建通新聞社(東京)
2016/06/16

【東京】都 竹の塚・西保木間団地建替へ

 東京都都市整備局は、都営竹の塚七丁目アパートと西保木間四丁目アパートの建て替えに向けた都市計画変更素案の作成作業を窓建コンサルタント(新宿区)で開始した。足立区内に隣接して立地している2団地・合計1,250戸の建て替えを円滑に進め、地域のまちづくりにつなげられるよう、まちづくり計画素案や建て替えの基本計画案の修正も併せて実施する。2016年度末までに成果を得て、基本設計の委託に備える。
 竹の塚七丁目アパートは1967〜69年に建設した。鉄筋コンクリート造の住宅16棟(572戸)で構成している。既存の住棟が老朽化し、間取りや設備が現在のニーズに対応していないため、集会所や保育所を含めて「竹の塚七丁目団地」として建て替える計画だ。
 所在地は足立区竹の塚7ノ13他。敷地面積は約3.2ヘクタールで、中央に児童公園を配置している。
 一方、西保木間四丁目アパートは、竹の塚七丁目アパートと道路を挟んで北側に立地している。既存の住棟は鉄筋コンクリート造(一部が鉄骨鉄筋コンクリート造)で16棟(678戸)。こちらも完成から40年以上が経過して老朽化している。段階的に取り壊し「西保木間四丁目団地」として新たな住宅を建設する。
 所在地は足立区西保木間4ノ1他で、敷地面積約3.8ヘクタール。こちらも敷地中央に児童公園がある。
 15年度に策定した建て替えの基本計画案を基に、足立区などとの協議・調整内容なども踏まえ、土地利用や都市計画、住宅施設、公共公益施設、駐車・駐輪台数、住戸型別供給割合、事業スケジュールなどをあらためて整理し、見直し案を作成する。
 並行して都市計画変更に伴う素案を作成する。まちづくり計画素案に掲げた基本目標・方針や土地利用の方針を精査して修正案を作成。同時に、地区計画の素案として区域の整備・開発・保全の方針、地区整備計画などをまとめる。一団地の住宅施設の廃止素案も作成する。また、区の条例に基づき、開発地区の区域や周辺を含めた景観形成の目標・方針などを景観ガイドラインとして定める。

提供:建通新聞社