金沢市議会5常任委員会が20日開かれた。市側は経済常任委員会で、コンベンション施設立地検討懇話会の設置について報告し、新たな施設の検討では「一定程度の面積として3000平方メートル以上のまとまった土地の確保が必要」とした。
同懇話会では国際会議などのコンベンションにも対応できる施設について、既存施設の検証に加え、新たな施設の可能性も探る。7月下旬に初会合を予定し、計3回程度開き、年度内に報告書を取りまとめる。
委員は角谷修(金沢美術工芸大学教授)、坂野宏行(金沢コンベンションビューロー専務理事)、中島秀雄(金沢商工会議所副会頭)、細田大造(金沢市副市長)、福光松太郎(金沢経済同友会副代表幹事)、水野一郎(金沢工業大学教授)、安島博幸(跡見学園女子大学教授)、吉岡純二(MICE総研代表幹事)の計8氏。
また、同委員会では金沢美術工芸大学移転整備基本構想検討懇話会の設置についても報告。同懇話会では手狭で老朽化が進む大学施設の改築について、大学がまとめた新キャンパス構想を踏まえ、金沢大学工学部跡地への移転整備に向けた基本構想を策定する。7月6日に初会合を開き、計3回程度で年度内に基本構想を取りまとめる。
委員は、とりごえまり(絵本作家・同大卒業生)、福光松太郎、細田大造、前田昌彦(同大学長)、水野一郎、宮崎晋(博報堂チーフクリエイティブオフィサー・同大客員教授)、鷲田清一(京都市立芸術大学長)の計7氏。
このほか、文教消防常任委員会では金沢卯辰山工芸工房リニューアル懇話会の設置について報告。委員は文化施設の代表や芸術作家ら計10氏で構成し、同工芸工房の活性化策をハード・ソフト両面から検討する。7月に初会合を開き、こちらも同様に計3回程度を予定し、年度内に基本計画を取りまとめる。