各務原市は、「かかみがはら航空宇宙科学博物館」の本館増築・改修や展示製作の業者選定について、市議会9月定例会に請負契約締結案件を上程できるよう入札手続きを進める考えだ。工事と製作を2カ年で行い、2017年度末のリニューアルオープンを目指す。工事費と製作費を合わせ約41億8000万円を見込んでいる。
計画によると、本館を現在の延べ床面積8476平方bに4100平方bを増床して1万2576平方bに拡張し、機能充実と展示物の再配置などのリニューアルを行う。
リニューアルの概要は、宇宙コーナーの展示面積を現行の800平方bからJAXA筑波宇宙センターを上回る1675平方bに拡大。シミュレーターや航空宇宙技術体験装置などを整備した体験コーナーを拡充するとともに、シアター室(3Dにも対応できる映像施設)を新設。レストランやグッズショップを拡張するほか、3階にデッキを整備する。
本館増築・改修などの設計は梓設計名古屋事務所(名古屋市中村区)が、展示製作の設計は丹青社名古屋支店(名古屋市中区)が担当。
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建通新聞社