福井県民生活協同組合(竹生正人理事長)は16日、西川一誠知事ら多数の来賓を迎え、第38回通常総代会を開催した。挨拶に立った竹生理事長は「組合員はもとより、広く県民に頼りにされる生協を目指すとともに、職員づくりに力を入れたい」と方針を示した。
今年度投資額は店舗6億8400万円、生活支援3億5900万円、福祉2億3000万円など総額14億円規模。
まず店舗事業では、場所や形態は未定ながら、ハーツ10号店の出店準備に着手。志比口、学園にセミセルフレジを試験導入するほか、はるえのリニューアルも実施。はるえについては今のところ、1週間ほどの休業が必要な程度の工事を想定しているという。
生活支援関連では葬祭事業について、「終活全般を総合的にアドバイスできる終活ライフケアサービスとして展開する」とし、初となる自前のセレモニーホール「葬祭みれいホール」の検討準備を開始。
また、畜産・水産・惣菜の加工機能を統合し、新たに弁当製造機能も併設する新加工センターに関しては、17年度の着工・稼働を目標に、今年度中に建設用地を確保したい考えだ。
このほか、福祉事業で新たな事業所の開設準備、小規模保育の事業化に向けた検討なども盛り込んだ。