浜松市は、市議会5月定例会一般質問で市役所本庁舎の耐震性への質問に対し、耐震診断を実施し現状を把握した上で具体的な対応を決めることを明らかにした。
本庁舎は鉄筋コンクリート造3階建て延べ2万6955平方b。1980年に建設。耐震診断を実施してから14年が経過しており、国の耐震基準を満たしているものの、県の基準に対しては耐震性能がやや劣っている。市は「一段高い耐震性能を目指していく必要がある」とし、最新の知見を反映した耐震診断を再度実施し、現状を把握した上で具体的な対応を決める方針を示した。
今後、耐震診断の方法や具体的なスケジュールなどを庁内で協議し、早期に耐震診断を行う方針。その後、建て替えや耐震補強など具体的な対策を検討していく予定でいる。
そのほか、本庁舎が使用できなくなった場合に備え、災害対策本部を置く代替施設の選定も進める考えを示した。
提供:建通新聞社
(2016/6/17)
建通新聞社 静岡支社