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日本工業経済新聞社(山梨)
2016/06/16

【山梨】敷島運動場整備を 甲斐市議会の一般質問

 甲斐市は13日、市議会第2回定例会において一般質問を行った。敷島運動場の公認陸上競技場への整備や、大手スーパーの進出が噂される西八幡周辺整備などで質疑が交わされた。
 この日質問に立った藤原正夫議員は、関係者などから要望の声があるとして敷島総合公園運動場の公認陸上競技場への整備を挙げたのに対し、「希望があることは承知しているし、必要性も感じている。トラック舗装やレーン幅確保・調整など厳しい基準があるとともに維持管理に多大な経費がかかる。ほかのスポーツ公園との機能分担も含め、今後の課題として検討していく」と西山豊教育長は答えた。
 滝川美幸議員は、西八幡地区のアルプス通りに開業予定とする大手スーパー周辺の道路環境整備について質問。昭和バイパスから竜王南小南交差点へ接続する昭和町が施工する町道30号線は「18年度末供用開始の予定」と保坂武市長は返答。アルプス通り東側からスーパー予定地への右折車両が増加すると予想される東冷間交差点における右折信号の設置には、県公安委員会から検討するとの回答を得ていると答えた。
 また、玉幡公園における子ども用遊具増設に対しては、本年度策定する長寿命化計画の大規模改修実施の際の遊具更新内容として検討していく旨を答弁した。
 樋泉明弘議員は、熊本地震において避難所が被災して使用できなかった点を指摘。市内の避難所の耐震基準をただしたのに対し、「IS値を算出する際には首都圏と同じ地震地域係数を採用しており、九州より高い」と飯室崇総務部長は述べ、耐震化の目標値について三井敏夫建設産業部長は「2020年度に住宅は90%、特定建築物等施設で100%」と答えた。