中津川市は、「神坂パーキングエリア(PA)・スマートインターチェンジ(IC)」の整備を計画している。2016年度は、17年度の事業認可に向けて実施計画書を作成するため、業務を早ければ7月中に委託する。6月補正予算案に委託費2000万円を計上した。
同スマートICは、市内の神坂、山口、坂下地区へのアクセス向上や馬籠地区への観光客誘致を図るために計画されたもの。08年度から検討され、10年度に中央コンサルタンツ岐阜事務所(岐阜市)が予備設計を行ったが、地元の同意を得られず事業が止まっていた。15年度に国土交通省がICの必要性を直轄で調査する「準備段階調査」を行うことがきっかけで準備会を設立し、年度末に地元の同意が得られたことから実施計画書を作成する。
地区協議会設立に向けた準備会は15年度で3回開いており、16年度も引き続き行う。準備会の進捗状況に応じて随時地元説明会を開く方針だ。
計画では、中央自動車道の上下線にある神坂PAの双方から利用できるスマートICを整備する。地形が険しいため、付帯道路や橋梁などを合わせて整備する。事業主体は料金所から内側をNEXCO中日本、外側を市が担当する方針で、実施計画の中で詳細を詰める。
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建通新聞社