大阪府は、千里ニュータウン内にある千里佐竹台住宅の建て替え事業で、PFI方式を導入する方針だ。7月ごろに事業実施方針を公表し、秋に事業者を公募する一般競争入札を公告する予定。早ければ、2016年度中に事業者を決定する。
PFI事業の対象となるのは、同住宅建て替え第3期事業。対象区域の既存住棟は7棟(188戸)。1961〜63年の建設で老朽化が進んでいる。このため、改築・集約し、余剰地を生み出す。新築棟数や建物規模などは今後検討する。完成予定は2020年度。
佐竹台住宅は、3期に分けて建て替えを進めている。全体の建て替え対象面積は6・7f。1期は、PFI事業で府営住宅などを建設済み。2期は、従来方式で現在整備中(16年度完成予定)となっている。
千里ニュータウン内には、佐竹台住宅の北側に、同様に建て替えを進めている高野台住宅がある。両住宅とも、阪急千里線の南千里駅が最寄り駅で、これまで一体的な事業計画として建て替えを行ってきた。
府では、両住宅の3期事業についても、PFI方式を導入して一体的に整備することを検討していた。しかし、調査を行った結果、別個で整備することにした。高野台3期の事業計画については、PFI方式の導入も含めて検討を進めている。
提供:建通新聞社