日本工業経済新聞社(埼玉)
2016/06/15
【埼玉】埼玉建築設計監理協会が通常総会
埼玉建築設計監理協会(緕q喬会長)は10日、2016年度(平成28年度)通常総会を新都心のラフレさいたまで開き、16年度事業計画などを可決するとともに、役員改選では田中芳樹副会長の新会長就任を承認した。田中氏は「錦の御旗として『座標とコラボ』」を掲げるなど、協会トップとしての抱負を述べた。
緕q会長は冒頭のあいさつで、熊本地震について触れ「まだまだ全容がつかめていませんが、ある先生によると、地質学的に日本には健全な地盤がほとんどなく、あらゆるところに危険ゾーンがある。それを考えながら我々も活動をしていかなければいけない」と述べた。
その上で退任について、「今年度をもちまして会長職を卒業させていただきます。就任の年に姉歯事件が起き、全てのはじまりはそこからでした。その後も建築基準法の改正、東日本大震災と構造に関することが引きも切らず次から次へと起こった」と回想。これまでの協会活動への協力にお礼を述べ、会長職を後進に譲った。
議事では15年度事業報告・会計収支決算、16年度事業計画および会計収支予算、役員の選任について審議し、原案どおり全議案を可決。
新会長に就任した田中氏は、「協会はこれまでも耐震問題や若者の育成など、時代の要請にいち早く対応してきました。自分たちのスキルを磨きながら座標をしっかり持って、協働していくことが非常に重要だろうと思います。皆さま方とコラボしながら新しい大きなことにチャレンジをしていきたい」と決意を述べた。
総会終了後は懇親会を開催。上田知事の代理で県都市整備部の柳沢孝之営繕課長、衆議院議員の村井英樹氏、牧原秀樹氏、県議会議長の宮崎栄治郎氏、さいたま市副市長の木下達則氏が祝辞を述べ、その後祝宴に入り、新体制での門出を祝った。
新役員は次のとおり。
(敬称略)
【会長】▽田中芳樹
【常務理事】▽大川紀夫
【副会長】▽長谷部常美▽神田廣行▽梨智浩
【相談役理事】▽高岡敏夫▽片渕重幸▽緕q喬
【会計理事】▽松崎武志
【理事】▽林秀樹▽島田透▽山崎栄市▽入澤重哉▽二宮和夫
【監事】▽工藤孝▽松崎峰夫
【外部監査】▽加村啓二(弁護士)