日本工業経済新聞社(群馬)
2016/06/15
【群馬】「(仮称)高崎オーパ」イメージパース公表
高崎駅西口に新店舗を建設しているイオンモール(吉田昭夫代表取締役社長、千葉市)は、店舗の開発および運営・管理を子会社のOPA(奥田晴彦代表取締役社長、千葉市)が担当すると発表した。店舗名は「(仮称)高崎オーパ」とする予定で、2017年秋に開業する。S造8階建てで、延べ床面積は約4万2000uを見込む。
1階はスーパー、2〜6階はファッションテナント、7〜8階には飲食店が入る。都市型ファッションビルの運営で培ったOPAのノウハウを生かし、話題のブランドショップや地元のショップが並ぶファッションビルを展開する。同社は「『高崎市の新たな顔』となる施設を目指す」としている。
現在、大本組(岡山県岡山市)によって杭打ち工事と障害物撤去などの作業が行われている。
施設の2階部分はペデストリアンデッキで高崎駅西口と直結される。デッキは市が2つの工区で施工。現在第1工区の既設デッキの撤去などが戸田建設(東京都中央区)施工で進められている。第2工区もこのほど同社に施工が決まった。
第1工区は駅前から同施設に接続するまで。延長は46・3m、幅員は8・8m。上部工は上路式鋼床版鈑桁橋で、下部工は鋼管支柱橋脚。基礎工は、場所打ち杭φ2000oで延長29m。エレベーターとエスカレーターを整備する計画だ。
第2工区は施設北側を抜け高崎高島屋前を経てウエストパーク1000まで。延長160m、幅員は5m。上部工は鋼床版鉱桁橋。基礎工は場所打ち杭φ2000oとなっている。
OPAは「ビブレ」「フォーラス」といった商業施設を全国展開しており、2016年3月、イオンモールの完全小会社として生まれ変わった。
郊外を中心に店舗展開してきたイオンに対し、OPAは中心市街地でファッションビルの開発・運営を進める方針で、商業デベロッパーのリーディングカンパニーを目指す。市でも出店を契機に、駅前のさらなる活性化と雇用創出につながればと期待を寄せている。