東京都都市整備局西部住宅建設事務所は6月10日、「都営日野新井団地(仮称)基本設計」の委託先を決めるプロポーザル手続きを開始する。既存の都営アパートを解体撤去し、跡地に470戸規模の住宅を新築する計画。20〜29日に参加表明書と技術提案書を受け付ける。提案内容の審査とヒアリングを行って設計者を特定し、8月3日の見積もり合わせを経て業務を委託する。
1968年に建設した都営日野新井アパート(日野市新井842、敷地面積3万3,000平方メートル)は、13棟(計472戸)から成り、敷地中央に児童公園を配置している。建物や設備の老朽化が著しいため、全ての建物を解体撤去して日野新井団地として建て替える。
今回委託する業務では、まず公園の再配置も視野に建て替えの基本計画を定める。その上で、都や市の上位計画、敷地条件(第1種中高層住居専用地域、建ぺい率60%、容積率200%)を踏まえ、鉄筋コンクリート造で470戸程度の住宅を建設する前提の下、駐車場や駐輪場、ごみ容器置き場、集会場といった付帯施設を含めた建物配置を基本設計にまとめる。納期は110日間。
提供:
建通新聞社