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大分建設新聞社
2016/06/15

【大分】庁舎改修で仮移転へ、基本方針策定業務を公告 

 別府市はさきに、上野口町の市役所本庁舎改修に伴う基本方針策定支援委託業務を一般競争入札で公告した。
 同庁舎は、昭和60年の建設で老朽化が著しい上に、建物には吹付石綿(アスベスト)や石綿含有建材が使用されている。このため市役所庁舎等検討委員会を設置し、石綿除去に向け検討していた。除去工事をするためには、市役所機能の一部または全部を仮移転する必要があり、移転先についても市民サービスを低下させないように適切な箇所選定が求められる。
 委託業務は、仮移転の基本方針策定などを支援し、また、石綿除去工事の内容やスケジュールなどを検討する。期限は29年3月21日まで。業務内容は@仮移転に向けた一連のプロジェクトを、市役所庁舎等検討委などと連携して、課題の抽出や整理などの検討支援A移転検討の基礎情報(現状のレイアウト、什器調査など)の整理B移転先候補地の調査・評価(利用可能スペース・入居条件・耐災害性能など)の実施C移転計画素案(概算工事費・移転費の試算)の作成―など。
 入札参加資格は、建築コンサルタントの建築一般。沖縄県を除く九州管内に本店または、支店などがあること。開札は、6月30日午前11時。
 市役所庁舎等検討委員会が候補地に挙げている仮移転先の建物は、@旧山の手中学校校舎(山の手町)A旧別府商業高校校舎(野口原)Bトキハ別府店内(北浜)C旧NTT別府ビル(光町)。
 市役所本庁舎は、敷地面積1万273・29平方b、SRC造(一部RC造)地下2階・地上6階建て延べ2万1831・87平方b。行政棟、議会棟のほか駐車場棟、駐輪場棟などがある。

提供:大分建設新聞社