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日本工業経済新聞社(山梨)
2016/06/14

【山梨】管理道5路線を開設 県峡東林務環境の16年度主要事業

 県峡東林務環境事務所(仲田隆所長)は、2016年度の事業概要をまとめた。林道・治山両事業へは合計9億9100万円の事業費を見込み、5路線の管理道開設や11カ所の荒廃渓流の復旧などに取り組んでいく。
 本年度は、森林管理道開設に2億2500万円、森林居住環境整備に1億4500万円、林道舗装に1500万円の予算を見込み、林道の事業費総額を3億8500万円としている。管理道開設は5路線で計画されており、源次郎線、砥山1号支線および日川1号支線は来年度の完了を目指している。森林居住環境整備は塩平徳和線の西区間開設でL300mを、舗装は砥山線でL280m規模を計画している。
 一方、治山における総事業費は6億600万円を設定。内訳は、甲州市勝沼町深沢など11カ所で計画する復旧治山の4億9700万円をはじめ、予防治山には3400万円、水源地域緊急整備には4000万円、水土保全治山には3500万円を充当する。
 本年度の主要事業概要は次のとおり。
 《林道事業》
【森林管理道開設事業】森林整備に直結する林内路網を形成することを目的とした林道および林業専用道の開設
 ◆大松沢線=延長300mを開設する。総延長3540m、幅員は4m。13年から着工しており、18年度までに完了の予定(計画期間)。
 ◆源次郎線=延長150mを開設する。総延長5700m、幅員は4m。01年から着工しており、17年度までに完了の予定(計画期間)。
 ◆砥山1号支線=延長550mを開設する。総延長4070m、幅員は3・5m。12年から着工しており、17年度までに完了の予定(計画期間)。
 ◆日川1号支線=延長720mを開設する。総延長で3000m、幅員は3・5m。13年から着工しており、17年度までに完了の予定(計画期間)。
 ◆嵯峨塩深沢1号支線=延長220mを開設する。総延長で3000m、幅員は3・5m。13年から着工しており、19年度までに完了の予定(計画期間)。
【森林居住環境整備事業】森林整備の基盤となり、生活環境の改善にも資することを目的とした骨格的な林道の開設
 ◆塩平徳和線(西区間)=延長300mを開設する。総延長1万4400m、幅員5m。1986年から着工し、西区間については17年度までに完了の予定(計画期間)。
【林道舗装事業】
 ◆砥山線=延長280m区間の舗装工を実施する。
 《治山事業》
【復旧治山事業】
 ◆甲州市勝沼町深沢地内外10カ所において、荒廃渓流を対象に復旧整備を行う。
【予防治山事業】
 ◆笛吹市芦川町鶯宿地内において、荒廃の兆しのある山地の崩壊などを未然に防止するため、治山施設の整備を行う。
【水源地域緊急整備事業】
 ◆山梨市三富川浦地内において、水源地域の荒廃を対象に治山施設整備のほか森林整備を行う。
【水土保全治山事業】
 ◆甲州市塩山上萩原地内において、既存の治山施設を有効活用してその機能強化を図るため、治山施設の整備を行う。