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　さいたま市建設業協会（斎藤恵介会長）は９日、２０１６年度(平成28年度）定期総会を浦和ロイヤルパインズホテルで開催した。市への事業協力や会員相互の技術向上、協会員のイメージアップなど９項目を柱とした事業計画案などを承認するとともに、斎藤会長の再選などを決めた役員選任を報告した。
　斎藤会長は、最近の政治課題や大手企業の不正にはじまり、杭打ち偽装データなど業界のイメージを落とす出来事に触れた上で、「社員に目を配らせ、安全に気を遣い、適正な仕事をしてもらえれば、この業界はもっともっと良い方向にいくと思いますので、そのための努力を是非ともよろしくお願いします」とあいさつ。
　引き続き、市幹部との意見交換の経緯と成果を報告。災害発生時の対応、債務負担行為の実施、担い手３法改正による発注者責務、最低制限価格の引き上げと低入札制度の廃止などについて理解を得られるよう働き掛けていくとともに、今後も市と良好な関係を保っていく考えを示した。
　議事では15年度事業報告・決算、16年度事業計案画・予算案など４議案について審議し、全議案を可決。また新入会員として及川電気�鰍ﾌ及川洋行代表取締役が紹介された。
　議事終了後は、参加者全員で企業倫理憲章を読み上げ、コンプライアンスの徹底を誓い合った。
　なお当日は会場入り口に募金箱が置かれた。本部で準備した義援金と合わせ、被災した熊本へ贈るためのもので、会員に協力を呼び掛け多くの浄財が寄せられた。