富山県建設業協会は、建設業イメージアップポスターを制作し、関係機関へ配布した。
戦略的広報活動の一環として、今年度から新たに取り組むもの。建設業への関心を高める契機とするとともに、業界のイメージアップを図ることで、若者の入職拡大につなげるのが目的。
同協会が会員企業に実施した調査によると、就業者に占める30歳未満の若手世代の割合は、8・5%と低い水準に留まっている。
将来に渡って建設業が担う使命を果たしていくためには、若者に対する入職を促す取り組みが不可欠であり、協会では、ホームページに掲載している若手技術者のメッセージの定期的更新のほか、女性の視点から建設業の魅力を紹介するパンフレット、建設技術者の仕事内容を説明するリーフレットの配布、テレビCMなど、様々な広報活動を展開している。
今回のポスターは、15年度フォトコンテスト入賞作品と会員企業の技術者の写真を使用した2種類を制作。県との連名の「デザインA」と協会単体の「デザインB」を作製した。
Aは、人目につきやすい建設工事現場を広報の場と捉え、仮囲いにポスターを掲示する。既に「富山県議会議事堂耐震改修工事」の現場のフェンスに掲載。一方、Bについては、会員企業の社屋などに掲示してもらう。
なお、ポスターは会員企業562社、県内建設系高校、県立大学、国・県・市町村等発注機関などに配布した。