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　香川県は14日開会の６月定例県議会に３億５７２０万７０００円にのぼる６月補正予算案を提案する。会期は22日間。
　補正予算案で建設関係を見ると、動物愛護センター整備事業に２２４６万７０００円を盛り込み、高松市と共同で設置する「香川県・高松市動物愛護センター（仮称）」の基本・実施設計を本年度に進める。
　基本計画によると、高松市東植田町の県公渕森林公園内の敷地約４７００平方�bにセンター棟（約９００平方�b）やドッグランなどの屋外施設、駐車場を整備する。２０１７年度中に施設の建設に着工し18年度中の開設を予定している。
　補正予算案にはこのほか新規に東京讃岐会館市街地再開発検討事業２１００万円を計上した。また、高松南警察署跡地（高松市花の宮町）の土地売買契約解除に伴う返還金１億５８２６万１０００円を盛り込んだ。
　東京讃岐会館市街地再開発検討事業は、同会館（東京都港区三田、宿泊施設）を含む三田小山町西地区で市街地再開発事業が進展していることに合わせ、資産評価額の適正確認や取得する権利床の活用検討などを行う。
　一方、高松南警察署跡地（高松市花ノ宮町２ノ１０３５ノ23）は、14年５月に
県と社会福祉法人慶生会（琴平町）との間で複合型介護施設の建設を活用用途とする土地売買契約が行われた。しかし、２年経過し同契約を解除することに伴い売買代金を返還するもの。売買代金（２億２７１８万２０００円）から違約金と損害賠償金を相殺し返還する。同跡地活用については今後、売却その他を含め県で検討する。
　また、地域医療介護総合確保基金を活用した事業（介護関係）として５８４７万９０００円を盛り込んだ。このうち地域密着型サービス等整備事業で事業所の整備費や開設準備費経費などの補助を行う市町を支援する（定期巡回・随時対応型訪問介護看護事業所１施設、看護小規模多機能型居宅介護事業所１施設）。

提供：建通新聞社