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建設新聞社
2016/06/14

【東北・宮城】竹中工務店が優先交渉権者/役場複合施設の設計・施工プロポ

 宮城県女川町は、公募型プロポーザルで選定を進めていた役場庁舎など4施設の機能を担う複合公共施設の実施設計・施工・工事監理を一括して行う事業者について、13日に竹中工務店を優先交渉権者とした。
 参加者は3者で、次点は鹿島・橋本店・佐藤総合計画JV。竹中工務店の提案は、基本設計を踏まえながら、構造形式やプランニング、各部工法に至る根本的な見直しを伴い、より深いレベルでのシステムの統合力を発揮した点が評価され、410点満点中392・50点を獲得し最優秀となった。次点の鹿島JVの評価点は366・06点だった。プロポ時点での参考価格は工事費43億8000万円、設計費1億0058万円、監理費5989万円(全て税別)。
 今回建設する庁舎機能を含む複合公共施設は、JR女川駅南側に当たる同町女川浜字女川209ほか地内の敷地約2万1286・07平方bに建設。機能は庁舎のほか、生涯学習センター(ホール・研修室・図書室)、保健センター、子育て支援センターを設ける。構造はホール以外がS造、ホールはRC一部S造を想定している。階数は4階建て、延べ面積は8350平方bを下限値とする。基本設計は梓設計、発注支援は山下ピー・エム・コンサルタンツが担当した。
 竹中工務店とは、今月下旬に実施設計に関する契約を締結。その後、2017年3月ごろに工事および監理の契約を結んで着工し、18年9月28日の完成を目指す。

 提供:建設新聞社