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日本工業経済新聞社(山梨)
2016/06/09

【山梨】ほ場整備12ha推進 県峡東農務事務所の16年度事業

 県峡東農務事務所(土屋重文所長)は、2016年度の主要事業をまとめた。畑地帯総合整備事業を中心に競争力のある果樹産地を維持・発展させるため、果樹地帯を中心に農業基盤の整備を進める。
 同事務所の本年度予算総額は約17億2400万円。そのうち畑総事業が約12億5700万円で7割以上を占める。
 主となる畑総事業では、農業機械が安全で使いやすく農作業の効率化を図るため、分散している農地を集積するほ場整備や農産物流通の合理化や生活環境の向上を図る農道整備、野生鳥獣による農作物被害の防止を図る鳥獣害防止柵設置など、畑地帯の整備に総合的に取り組む。本年度は継続地区の14地区で事業を実施する。
 具体的には、山、藤垈、上栗原、万力および黒駒西地区で12・1hのほ場整備を実施し、果樹農業の振興や効率的な生産が可能となる農地の集積を進める。大野寺、玉宮および笛吹川左岸地区では、ほ場整備付帯工事および換地処分を実施して事業を完了させる予定。
 また、山地区では観光と連携した農業振興を図るため、主要地方道と接続する幹線道路を完成させ供用開始を予定している。
 各地区事業概要は次のとおり。掲載は◆地区名(16年度事業内容)=16年度事業費。
 〈継続地区〉
 【畑地帯総合整備事業】
 ◆大野寺地区(ほ場整備)=1000万円
 ◆玉宮地区(ほ場整備)=4000万円
 ◆日川右岸地区(水路)=3000万円
 ◆笛吹川左岸地区(ほ場整備)=500万円
 ◆上栗原地区(農道・ほ場整備)=8000万円
 ◆万力地区(ほ場整備)=1億5000万円
 ◆山地区(農道・ほ場整備)=1億1000万円
 ◆岩手地区(農道)=1億3000万円
 ◆黒駒西地区(農道・水路・ほ場整備)=1億5000万円
 ◆日下部地区(農道・水路)=1億9000万円
 ◆藤垈地区(ほ場整備)=8000万円
 ◆菱山地区(農道・鳥獣害)=1億3000万円
 ◆一宮南部地区(農道・水路・鳥獣害)=1億3216万円
 ◆みさか桃源の郷地区(農道)=2000万円
 【基幹農道整備事業】
 ◆東八中央東3期地区(測量設計)=2000万円
 ◆釈迦堂地区(農道)=1億9000万円
 【一般農道整備事業】
 ◆東山東部地区(法面保護・歩道)=6500万円
 【中山間地域総合整備事業】
 ◆黒駒東地区(農道・鳥獣害)=5000万円
 【農地環境整備事業】
 ◆三富地区(鳥獣害)=200万円
 ◆八幡西地区(農道・水路)=4000万円
 【ため池等整備事業】
 ◆西野原地区(法面保護)=1億円
【写真:供用開始を予定する山地区の幹線道路】