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日本工業経済新聞社(群馬)
2016/06/08

【群馬】県前橋土木が本年度の事業概要を公表

県前橋土木事務所は、本年度の事業概要を明らかにした。主要事業では、県道南新井前橋線の日輪寺工区で、本年度の完成を目指し4工事を下半期に発注するほか、2期工区では早期着工に向け用地買収を進める。寺沢川の断面拡幅では、橋梁の上部工や護岸工などを計画する。同事務所の本年度事業費は45億7900万円としている。
道路事業では◇南新井前橋線◇前橋玉村線◇前橋大間々桐生線などで事業を進捗させる。
県道南新井前橋線は、日輪寺町を通る「日輪寺工区」と、関越自動車道駒寄スマートインターチェンジ付近から吉岡町までをつなぐ「2期工区」で事業が進む。
日輪寺工区は、桃ノ木川の東西をつなぐ多嘉橋から東へ、上武道路までを結ぶL約360m(W20m)。本年度は舗装工と区画線・大型標識・防護柵設置の計4工事を予定しており、いずれも下半期に発注予定。本年度の完成を目指す。
2期工区は、関越自動車道駒寄スマートインターチェンジ付近を起点として西に走り、前橋市池端町を通って吉岡町陣場地内の県道高崎渋川線旧道までのL1100m(W15・5m)。本年度は、早期着工に向けて用地買収を推進する。
前橋玉村線バイパスではL2800mで拡幅と新設を計画。現場は都市計画道路江田天川大島線から、移転が進む日赤病院の西側を経て県道高崎駒形線までを結ぶ区間で、本年度は用地買収など着工に向けた準備を進める。
県道大間々桐生線では、三俣町と城東町の2工区で無電柱化を実施する。三俣町では電線共同溝とそれに伴う舗装工の計2工事を計画しており、いずれも上期に発注する。
城東町では、L900m区間で道路両側の無電柱化を計画。昨年度から事業に着手しており、2021年までの事業完了を目指している。本年度は、現在進めている詳細設計を完成させ、支障物件の移設を行う。
このほか国領町を通る県道前橋箕郷線で計画している、L1100mの無電柱化事業で詳細設計の委託を予定している。
河川事業では、寺沢川で実施している護岸工を進める。本年度は護岸工とサイホン工、7号橋の上部工をそれぞれ実施する。
砂防事業では粕川で実施している堰堤改修を継続する。現在、粕川08堰堤と粕川09堰堤の2基の改修を進めているところ。本年度は上流に位置する粕川08堰堤の増圧工を下期に発注する。
都市計画事業では、前橋市内を通る都市計画道路敷島公園大師線で、現道拡幅や無電柱化を計画。すでに別区間で整備が進んでおり、今回は2期工区となる。本年度は詳細設計に着手する。また、都市計画道路中央大橋線で実施している拡幅と電線共同溝化では、用地買収と工事をさらに進める。