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北陸工業新聞社
2016/06/08

【石川】真柄建設で地鎮祭/アクトリー複合研究施設白山/エコビレッジの発信基地/大きなひとつ屋根で団結心/企業精神を具現化

 『環境創造企業』として40年の歴史と実績を有するアクトリー(白山市水澄町375番地、水越裕治代表取締役社長)が石川県の地方活力向上地域特定業務施設整備計画の第1号案件として認定を受け、計画を進めていた「アクトリー複合研究施設新築工事」は、真柄建設に施工決定し、7日に地鎮祭が執り行われた。
 計画によると、建設規模はS造2階建て延べ2571・46平方メートル。1階が1334・85平方メートル、2階が1176・15平方メートル、PH階が60・46平方メートルとなる。建設場所は同市水澄町375番地他21筆および460番1他9筆で、敷地面積が1万7321・56平方メートル。完成は17年3月を予定する。設計は五井建築研究所(金沢市問屋町)が担当している。
 今回の計画は環境創造企業であるアクトリーが提案する『エコビレッジ構想』の発信基地として、様々な環境技術の研究および実証を行える場を創り、新しいものへと挑戦する同社の企業精神を具現化する施設となる。具体的にはアクトリー社製の自動追尾型太陽熱発電および太陽熱・地熱を利用した空調設備の実証、室内緑化による働く人々へのリラックス効果や化学物質を吸収する空気清浄効果の確認および、室内緑化のメンテナンス方法の確立を目指していく。
 オフィス空間については木を活用した『大きなひとつ屋根』とすることで風通しを良くし、拡大する組織の団結心を育む。さらにカフェ・ライブラリーなど、様々なON/OFF空間を配置することで、新しい出会いやイノベーションを誘発できるクリエイティブな場を創り出している。

hokuriku